「SNSアカウントを作ってみたけど、最初の投稿って何を書けばいいの?」
そんな悩みを抱える飲食店や美容サロンのオーナーは少なくありません。店舗のSNS運用において、初投稿はフォロワーを増やす起点となる大切な一歩です。しかし、ロゴ画像だけ、簡単な挨拶だけ…と、何を発信すれば良いのかわからずに迷ってしまう方も多いのが現実。
この記事では、「店舗のSNS、何から投稿すべきか?」と投稿内容に悩む方も多いです。今回は、実際に使えるSNSアカウント運用開始すぐの投稿アイデア5選をご紹介します。
飲食店・サロンなど、10名以下の小規模店舗が、無理なく・効果的にSNSを始められるよう、NG例からおすすめの投稿内容、さらに「投稿が続かないときの対処法」までを網羅。
あなたのお店の魅力がしっかり伝わる“最初の一歩”を、この記事で一緒に見つけましょう。
店舗のSNSアカウント初投稿でやりがちなNG例
多くの飲食店やサロンがSNSアカウントを開設した直後にやりがちなのが、「ロゴ画像だけを投稿」「こんにちは!〇〇店です。よろしくお願いします!」といった簡単な挨拶投稿です。一見問題なさそうに思えますが、これはお客さん目線を欠いた“自己満足型の投稿”になってしまう危険性があります。
SNSを見に来たユーザーが本当に知りたいのは、「どんな商品・サービスがあるの?」「お店の雰囲気は?」「どんな人が運営してるの?」といった情報です。にもかかわらず、最初の投稿が無機質なロゴや意味のないあいさつだけだと、興味を持たれる前に離脱されてしまう可能性が高まります。
また、SNSでは初投稿のインパクトよりも、「プロフィール訪問時に目に入る内容」が重視されます。つまり、タイムラインでは流れてしまっても、プロフィール画面では“名刺代わりの投稿”として残るため、店舗としての信頼感や世界観を伝える内容であることが求められます。
初投稿は「とにかく何か出さなきゃ」と焦るよりも、お客様にとって価値のある情報とは何か?という視点で計画することが大切です。
SNSおすすめ投稿①
“特徴”と“お客さん”を明確にする
SNSの投稿で最も大切なのは、「このお店は誰向けなのか?」「どんな特徴があるのか?」を一目で伝えることです。特に飲食店やサロンのように選択肢が多いジャンルでは、自分に合う店かどうかをユーザーは数秒で判断します。
例えば、「カウンターで一人でも入りやすい寿司店」「子連れ歓迎の広々カフェ」「美容師が1人で担当するプライベートサロン」など、明確な特徴があると、ユーザーは「これ、自分に合ってるかも」と感じやすくなります。
さらに「どんなお客さんがよく来るか」も合わせて伝えると効果的です。
たとえば、「30代の働く女性に多く利用されています」「近くのオフィスの方によく来ていただいてます」など、“自分と似た属性の人が使っている”という安心感が生まれます。
この投稿では、商品紹介をする必要はありません。まずは、「うちの店って、こんなお客さんに選ばれてますよ」「こんな雰囲気です」という全体像を掴んでもらうことを意識しましょう。
もちろん、写真も重要です。店内風景や実際のお客様が使っている様子(顔出しなしでもOK)を掲載することで、投稿の信頼性とリアリティが高まります。
初投稿は、自己紹介より“共感される特徴”を伝えること。
「あ、自分向けかも」そう思ってもらえたら、次の投稿も見てもらえる可能性がグッと上がります。
SNSおすすめ投稿②
店舗の雰囲気と世界観を写真で伝える
SNSは視覚が第一のメディアです。お店のアカウントを見に来た人が次に気になるのは、「このお店ってどんな雰囲気なんだろう?」ということ。つまり、初投稿で店内の空気感や世界観を伝えることはとても重要です。
例えば、「照明が落ち着いていてリラックスできそう」「清潔感がある」「外観がかわいくて写真映えしそう」など、ユーザーは無意識に自分が過ごす姿を想像しながら投稿を見ています。逆に、写真が暗くて雑然としていたり、店内の様子がよく分からなかったりすると、「ちょっと不安だな」と感じさせてしまいます。
ここでおすすめなのは、内観や外観、ちょっとした装飾、席の配置など、“その場にいるような写真”を使うことです。
特別にプロのカメラマンを使う必要はありませんが、自然光が入る時間帯に明るく撮影するだけでも印象は大きく変わります。
また、「この席はペア利用に人気です」「ここはお一人のお客様が多いです」など、写真に簡単な説明を添えることで、ユーザーは「自分の使い方」をイメージしやすくなります。
雰囲気を伝える投稿は、一度ではなく何度か分けて発信するのも有効です。ただし初投稿には、店舗の“らしさ”が最も伝わる写真を選びましょう。
お店の個性=空間の見せ方。
最初の投稿で世界観が伝わると、「なんか良さそう」と思ってもらえるきっかけになります。
SNSおすすめ投稿③
人気メニューやサービスをわかりやすく紹介
人気メニューやサービスをわかりやすく紹介する
お店のSNSアカウントで「フォローしたい」「行ってみたい」と思ってもらうためには、やはり“何が提供されているのか”を明確に伝えることが欠かせません。特に飲食店やサロンでは、最初に「一番人気のメニュー」「看板サービス」を投稿するのが効果的です。
SNS初投稿では、売りたい商品を全て紹介する必要はありません。むしろ代表的な1〜2品に絞って丁寧に見せる方が印象に残ります。
たとえば飲食店なら「ランチ一番人気の〇〇定食」、美容室なら「髪質改善トリートメントがリピーター続出」など、“自信のある推し”をしっかり紹介しましょう。
このとき、ただ写真と商品名を載せるだけではもったいないです。どんな特徴があるのか、どんな人におすすめか、なぜ人気なのかといった情報を添えることで、ユーザーはよりリアルにそのサービスをイメージできます。
📝 投稿に盛り込みたい要素
- 商品・サービス名と簡単な説明
- 写真(寄り・全体の2枚構成だと◎)
- 「どういう人に向いているか」「よくある利用シーン」
- 実際の価格(可能な場合)
また、実際に使用している/食べているシーンの写真を使えば、“体験の雰囲気”も伝わりやすくなります。見るだけで「食べてみたい」「受けてみたい」と思わせられたら勝ちです。
「このお店はこれが人気なんだな」と印象づけることが、次の投稿やフォローへとつながります。
SNSおすすめ投稿④
お客様の声・レビューを活用して信頼をつくる
お客様の声・レビューを活用して信頼をつくる
SNS初投稿では、お店の「信頼感」を築くことがとても重要です。特に新しく始めたアカウントでは、「このお店は本当に大丈夫かな?」と不安に感じるユーザーも多いため、第三者の声=お客様のレビューや感想を活用することで、安心感を大きく高めることができます。
「まだレビューなんてない…」と思うかもしれませんが、オープン前の試食会や内覧、プレオープンでの利用者の感想、友人・家族からのフィードバックでも構いません。最初のうちは、“リアルな声”があること自体が信頼材料になるのです。
📌 投稿に使えるレビューの例:
- 「初めて行ったけど、落ち着いた雰囲気でリラックスできた」
- 「ランチで行ったらボリュームたっぷりでコスパ抜群!」
- 「担当の方が丁寧に話を聞いてくれて、安心して施術を受けられました」
投稿には、レビューと一緒にそのシーンの写真や、どんなサービスを受けたのかを添えると、より説得力が増します。
「誰がどんな体験をしたのか」が分かると、フォロワーも“自分が使う姿”を自然に想像できるのです。
また、投稿の締めくくりに「今後もお客様の声をご紹介していきます」「ご来店後にぜひ感想をいただけたら嬉しいです」といった一文を添えれば、双方向のコミュニケーションも生まれやすくなります。
お客様の声は、お店の信用を育てる大切な材料。 SNS初頭の投稿からぜひ活用してみてください。
SNSおすすめ投稿⑤“また見たい”と思わせる投稿方針でフォローを誘導する
SNSアカウントに訪れた人がフォローを決める瞬間、それは「このアカウント、これからも見たいな」と思ったときです。特に初投稿時は、まだ投稿が少ないため、ユーザーが“未来の投稿”をイメージできるようにしてあげることが重要です。
ここで効果的なのが、「このアカウントでは今後どんな情報を発信していくのか」を明確に伝える“予告投稿”です。言い換えれば、「だから、また見にきてね!」という約束を交わす投稿。これがあるかどうかで、フォローされる確率は大きく変わります。
SNS投稿が続かないと感じたら|運用代行という選択肢を知っておこう
ここまで紹介してきた「SNS初投稿におすすめの5つのコンテンツ」。
実際に「やってみよう」と思った方もいれば、「いや、こんなの毎回考えるの無理…」と感じた方もいるのではないでしょうか?
それもそのはず。飲食店やサロンの現場では、日々の営業・接客・事務処理で手一杯。SNSに時間や頭を割く余裕がないのは、むしろ自然なことです。
そんなときに選択肢として知っておいてほしいのが、「SNS運用代行」の存在です。これは、プロの目線で投稿企画や写真編集、文章作成までをサポートし、あなたのお店の“伝えたい価値”をSNSでしっかり届けてくれるサービスです。
💡 SNS代行を使うとどう変わる?
課題 | 自分で運用 | SNS代行活用 |
投稿内容のアイデア | 毎回悩む | 提案してもらえる |
写真の加工・編集 | スマホで対応 | プロ仕様で対応 |
投稿の継続性 | 忙しくて止まる | スケジュール通りに運用 |
結果の分析・改善 | 手つかず | 効果測定して改善提案 |
「SNSはやりたいけど、クオリティも継続も無理…」
そんな方こそ、本業に集中しながら、SNSはプロに任せるというスタイルが合っています。
Bonitoでは、飲食店や美容系サロンなどのスモールビジネスを中心に、アカウントの立ち上げから運用・改善までを一貫してサポート。あなたの“らしさ”を大切にしながら、ファンづくりのお手伝いをしています。
「ちょっと相談してみたい」からでもOK。
運用に悩んだときは、ぜひプロの手も視野に入れてみてください。
まとめ|SNS初投稿は“誰のために、何を伝えるか”を意識しよう
SNSアカウントの初投稿は、バズを狙う必要はありません。
大切なのは、「このお店はどんな特徴があって、誰に向けてサービスをしているのか」がシンプルに伝わることです。
多くの店舗が、挨拶やロゴだけの投稿でスタートしがちですが、それではお客さんの知りたいことには答えられません。
むしろ、「このお店って自分に合いそう」「行ってみたいな」と“自分ごと化”される情報を届けることが、最初のハードルを超えるカギになります。
今回紹介した5つの投稿コンテンツ(特徴紹介、雰囲気、メニュー、お客様の声、今後の発信方針)は、どれも“見たい・知りたい”につながる内容ばかり。まずはこの中から1つだけでも取り入れて、「お客さんにとって役立つ投稿ってどんなものだろう?」と考える習慣を持つことが、SNS運用の第一歩です。そして、投稿を続ける中で「やっぱり難しい」「時間がない」「成果が出ない」と感じたら、SNS運用のプロに相談するのもひとつの手段。
bonitoでは、スモールビジネス向けに現実的で続けやすいSNS活用を支援しています。あなたのお店らしさを、もっと多くの人に届けていきませんか?